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児童ポルノの所持規制強化

15・4・2010
今朝、民主党の法務議員政策研究会に出席しました。児童ポルノの所持規制強化するための研究会でした。
1999年に成立した児童買春・ポルノ禁止法改正をテーマに、議員の皆さんの前に話しをしました。
何日も眠れないほど、この日を大事にしてきました。
話が出来るチャンスを与えてくれて、本当に感謝です。今までたくさん犠牲になった子供達の声を届けたかったです。
テーマは犠牲者が実在する児童ポルノの所持を禁止するかどうかです。
現行法では児童ポルノは製作、販売、配布は違法ですが、買ったり、持っていることは違法ではないのです。
現行法の成立と見直しの経過を説明した上、タイ、フィリピン、カンボジア、モルドバ共和国で見てきた児童に対する性的な搾取、虐待、そして、写真やビデオを録られる現状を話しました。実際にあった子供達の被害を話しました。現状の恐ろしさに先生達も驚いた様子。
児童ポルノは、一般の方の目には触れる物ではないので、よく、「かわいい女優さんのヌード」とか、「子供達の水着写真」と勘違いする方が多いのです。今日はあえて、簡単にインタネットで検索したら、出てくる児童ポルノ写真を先生達に見せました。
あまりの悲惨さ、残酷さで、先生達はショックを隠せなかったです。
「初めて見た。知らなかった」と話してくれました。
現状を見てもらって、法改正を心配する方々の心配する項目について話しました。
1.表現の自由の侵害 2.児童ポルノの定義があいまいである 3.警察権力と冤罪の問題。
これらの問題点は現行法が成立する前から議論されてきました。
長年、専門家、議員の皆さんが話し合い、練り上げた修正案は前国会の解散の前に出来上がったのですが、解散総選挙によって、廃案となりました。
その修正案の条文をみんなで読みました。
「自分の子供の写真は?」「勝手に送ってきた写真は?」
条文はこれらの疑問点を踏まえた上で作られてありました。
修正案の条文なら、自分の子供の写真はもちろん対象外。芸術品、正当な理由で児童ポルノを所持する方は違法ではない。そして、自分の意志で入手したものだけが対象なので、冤罪の恐れもなくなります。
修正案の条文なら、心配されている問題点はほぼ解決できる優れた条文であった。
廃案になったため、読んだことがない先生達も大勢居ました。
ぜひ、修正案の条文を参考にしていただき、法改正を一日でも早く実現してほしいです。
日本の犠牲者の声も読み上げました。小さいときに録られたポルノは一生犠牲者を苦しめる実態が読み取れました。日弁連の意見書、児童ポルノをなくすキャンペーンの11万5千人の署名、新聞の社説や記事、内閣府の調査の資料を先生達に提出しました。世論は児童ポルノを禁止することに賛成であることは納得していただいたと思います。
短い時間だったので、すべての話は出来ませんでした。
犠牲者の声をもっと聞かせたかったですが・・・
でも、きっと先生達の中では、初めて、児童ポルノの実態を理解してくれた方が居たと思います。
条文や細かいところは法律作る先生達に任せて、国民が望む、児童ポルノ所持の規制、禁止を法律として、成立してほしいです。
研修会に出席して、この法改正の成立について、賛成、反対派は居ないと感じました。
どんな議員の皆さんも、子供達を守りたいのは同じです。
でも、法律を作るので、慎重になるのは当然です。
どうすれば、問題点をクリアして、法改正を進めるのかが問題だけです。
きっと、これから、議員の皆さんが考えてくれると思います。
13年間待ち続けて来た法改正。その間に犠牲者が増え続けています。
犠牲者の低年齢化が進み、昨年日本での児童ポルノの摘発件数は900件を超え、そのうち16%は小学生とその以下の年齢の子供達です。
これ以上、犠牲者を出さないために、一刻でも早く、法改正を。
気をつけないといけないのは、いかにもこの法改正は悪法であり、危険のように、偏った情報をインタネットで流す児童ポルノ愛好家の情報操作です。
議員の皆さんには、そのような声に惑わされること無く、今日の映像で見た虐待されている子供達のことを忘れずに、法律の成立に向けて、議論をしていただきたいです。
研究会で話すチャンスをいただいたことに本当に感謝です。
私が会った子供達の無数の叫びはきっと、先生達の心にとどいたと思います。
ぜひ、子供達を救っていただきたい。
お願いします。
アグネス

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